ブルーレイは世界各国で販売されているので、ネット通販を利用して輸入することができます。日本では販売していない商品を購入される方もいるかもしれません。しかし、輸入版のブルーレイを買う場合は、リージョンコードに注意する必要があります。プレイヤーとディスクのリージョンコードや映像方式が同じかどうか確認したりして、視聴するための環境を整えなければなりません。今回はブルーレイのリージョンコードについて説明します。
リージョンコードとは、DVDとブルーレイの発売地域に合わせて設定された地域番号のことです。
ディスクと再生機器の両方に番号が振られていて、2つが合致していないと再生できない仕組みとなっています。リージョンコードが設定される理由は、再生可能地域を限定することで、著作権や市場を保護する目的があります。そのため、販売されている地域以外では再生できないように作られています。
ブルーレイの場合、リージョンコードはA~Cまでの3種類あり、各地域に割り当てられています。
DVDは1~8までありますが、比較するとブルーレイの方が区分は少ないです。
リージョンフリー どのリージョンコードでも再生可能
リージョンコードA 日本、南北アメリカ、東南アジア、朝鮮半島、台湾
リージョンコードB ヨーロッパ、中近東、アフリカ、オセアニア
リージョンコードC 中央・南アジア、中国、ロシア、モンゴル
日本で販売されているブルーレイや再生機器などはリージョンAに該当します。
同じカテゴリの南北アメリカや東南アジア、朝鮮半島、台湾版のブルーレイであれば、日本国内の再生機器でも問題なく再生できます。
ただし、同じリージョンコードでも再生機器の設定によってはブルーレイを再生できない場合があるので注意が必要です。
リージョンコードが設定されたブルーレイを再生するには、リージョンコードが一致した再生機器が必要になります。しかし、それ以外にもディスクを再生する方法があります。
テレビ画面でブルーレイを視聴する時は、リージョンフリーの再生機器を使用してください。
リージョンフリーのプレーヤーは全てのリージョンコードに対応しているので、どの地域のブルーレイでも再生できます。頻繁に海外のブルーレイをよく購入される方は、1台持っておくと便利です。
テレビでの視聴がメインであれば、高画質・高音質で再生できるようにHDMI端子があることを確認しておいてください。しかし、リージョンコードを気にしなくていい反面、購入には注意が必要です。
リージョンフリーの再生機器の多くは海外メーカー製となっていて、説明書や内部表記が日本語に対応していない場合も多いです。英語が苦手な方は、日本語対応と書かれているものを購入しましょう。
また、リージョンフリーの機器と同機種でも、日本版は未対応という場合があります。
パソコンで利用できる再生ソフトの中には、リージョンコードが指定されていないソフトがあります。フリーソフトであれば無料で使えるので、気軽に使うことができます。ただし、DVDの再生に対応していても、ブルーレイの再生には対応していないソフトも多いので注意してください。
また、パソコンではDVD・ブルーレイドライブにリージョンコードが設定されています。
ディスクとコードが一致しない場合は、ドライブのリージョンコードを変更する必要があります。
ドライブのリージョンコードの変更には回数制限が設定されていて、最大5回までしか変更できません。5回分変更してしまうと元に戻すのは不可能です。頻繁にコードの変更するのは避けましょう。
なお、リージョンをフリー化するソフトがあれば、リージョンコードを気にすることなくブルーレイの再生が可能になります。
リージョンコードとは、販売や利用できる地域の情報が記載されたコードを指し、ブルーレイだけではなく、DVDにも設定されています。海外からブルーレイを購入する際には、再生機器とディスクのリージョンコードや映像方式が同じであるか確認して下さい。リージョンフリー再生機器を用意したり、リージョンフリー化できるソフトを使ったりする必要があります。リージョンコードが異なるブルーレイがある時は、視聴できる環境に整えましょう。
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