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BDMVやBDAVのアプリケーションフォーマットとは?

BDMVBDAVとは、「アプリケーションフォーマット」という規格の呼称です。
 
アプリケーションフォーマットとは、「DVDに動画を格納する際は、▲▲というフォルダと△△と名前のフォルダを作り、動画ファイルのコンテナは●●、コーデックは○○、そして動画ファイル自体を××というフォルダに入れなさい」といった「格納形式」の事です。
BDドライブはこのアプリケーションフォーマットを認識して「このブルーレイは、○○というアプリケーションフォーマットだから動画ファイルはここのフォルダに入ってるだろう」と読み込めるようになります。
なのでフォルダ構造やコーデックが間違っているとBDドライブ側で「ファイルが存在しない」「コーデックが不明」「動画を読み込めない」となります。アプリケーションフォーマットは、そういった再生機器間での共通ルール的なものです

BDMVとBDAVの規格の違い

この2つの規格の違いは以下のとおりです。

BDMV

BDMVは、「BD-ROM」(市販ソフトやレンタルしてきたブルーレイディスクなど)に使用されている方式です。
BDMVの具体的な特徴
「メニュー」画面が表示できる
ブルーレイを再生したときに最初に表示されるメニュー画面の事です(BDAVではメニューを表示することはできないので、再生機器特有の再生リストの形式で表示されます。(テレビ番組の録画一覧のような表示のされ方がされます)
BDAVに比べてBDMV方式で動画をオーサリングすると時間がかかります。
動画音声がAACコーデックの場合は書き込めない(別途変換が必要)ので、オーサリングの際は要注意
複数チャンネルは不可(例えば「日本語音声」と「英語音声」を切り替えなどは不可)
追記不可
BDMVの動画の仕様
コンテナ:MPEG-2 TS
映像コーデック:H.264
音声コーデック:AC-3
の組み合わせで使われることが多いです。
最近の音声コーデックはAACの場合が多いので、BDMVでオーサリングする場合は事前に変換してからオーサリングしないといけません。

BDAV

基本的に、地デジをBD-Rに録画する時に使用される方式です。
特徴は以下の通りです。
地デジ録画する際に使われる方式
「DRモード」で録画すれば、放送と同じく「Mpeg-2 TS」の無劣化で録画できる。
複数の音声チャンネル対応
AACコーデックが使える
追記可能
メニューを表示することができない
ブルーレイレコーダーなどで再生すると、機器独自のメニュー表示になる
BDレコーダーならほとんどの機器で再生できる
主として、
コンテナ:MPEG-2 TS
映像コーデック:H.264
音声コーデック:AAC
の組み合わせで使用される事が多いです。
「メニューなしでとにかくどんな機器でも観れるブルーレイを作りたい!」という場合は、BDMVよりBDAVの方が良いかもしれません。
つまり、BDMVとBDAVの大きな違いは
・メニュー画面を表示できるかどうか
・AACが使えるかどうか
という2点です。

2つとも、パソコンのブルーレイ用の「オーサリングソフト」を使用すれば、「BDMV」でも「BDAV」でもどちらの方式でもブルーレイに動画を書き込む事は可能です。(フリーソフトでも可能です)
「BDMV」については、DVDで言う所の「DVD-VR」と「DVD-Video」にのっとって、「BD-Video」と呼ばれる事もあります。

BDのフォルダ構造の違い

「BDMV」と「BDAV」のフォルダ構成の違いは以下のようになります。

BDMVとBDAVのフォルダ構成

ブルーレイプレイヤーの仕様から見る「BDMV」と「BDAV」

基本的に「BDMV」を再生できないBDプレーヤーはありませんが、「BD-R」や「BD-RE」に書き込んだ「BDAV」は安物のブルーレイプレイヤーの場合は再生できない場合があります。
BDMVは、市販のブルーレイディスク(BD?ROM)などに使用されるフォーマットで、追記及び編集不可能な形式になります。

ブルーレイのオーサリングを行う方が使う一般的なBDフォーマットです。特徴は、メニュー付きのBD?ROM作成が出来る、複数音声のコンテンツが作成出来ない(市販のBDは複数音声のコンテンツを収録する事により対応している)などがあります。対して、BDAVは、TVの録画用を前提にしたフォーマットです。追記や編集が可能な形式です。この追記可能という特徴を活かして、ビデオカメラの映像をデッキで録画した場合、デッキ側で自動的にBDAV形式で録画する場合があります。

特徴として、BDAVの場合、メニュー付きのブルーレイは作成出来ませんが、TVの音声多重放送に対応する為、複数音声を録画出来るという点があります。

ちなみに「ブルーレイ対応」と謳っているブルーレイプレイヤー・レコーダーのほぼ全ては、「BDMV」を再生できます。
あと、プレイヤー自体のファームウェアのアップデートなどにより、対応していない「BD-RE」や「BD-R」などでも「BDAV」も再生できるようになる事があるみたいです。
なので、プレイヤーを所持していて、一度もアップデートを行ったことがない場合は行ってみると良いかもしれませんね。
当初は、BDAVの方が再生互換性が高いと言われていましたがフレームレートが50P、50i、25Pの場合はPanasonic製のDIGAでは再生できないと言われています。(再生可能なフレームレートは、60P、60i、24P)。

BDMVもBDAVもそれぞれ規格に合ったものをきちんと作ればどちらでもプレーヤーで再生はできますが、現在ではBDMV形式の方が汎用性が高く映像制作会社でもBDMV形式で作成するのが一般的です。
「BDMV」と「BDAV」のフォルダには、動画の本体ファイル(.m2ts等)が格納されます。
「CERTIFICATE」フォルダは、ディスクが正常に読めなかった場合に参照される予備データが保存されます。(オーサリングソフトでは、この中身は空です)
「AACS」はブルーレイのコピーガードの情報です。ブルーレイレコーダーなどで地デジを録画すると、コピーされるのを防止されるために作られるファイルです。あと市販のBD-ROMの中にも入ってます。

まとめ

一昔前はブルーレイのコンテンツを作るなら、「BDAV」形式だと言われていましたが現在では「BDMV」形式で作るのが一般的です。
BDMVは、市販BDソフトの形式(DVD-Video相当)
BDAVは、レコーダーの記録形式(DVD-VR相当)
BDレコーダーやプレーヤーでの再生互換性には差異はありませんが、オーサリング方法によってPCでは見れるのにプレーヤーでは見れないという事になってしまうことがあるので注意しましょう。
BDMVで作成したディスクには、コピーガードを施して著作権を守りましょう。

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